东京CONTENTSMARKETS2009

2009年7月8日
東京コンテンツマーケット2009事務局

コ・フェスタオフィシャルイベント
ジャパン・クリエイターズ・フェスタ

    『東京コンテンツマーケット2009』開催概要決定
    出展者募集開始のお知らせ 
   ― 出展申込締切:2009年8月14日(金)当日消印有効 ―

東京コンテンツマーケット2009事務局は、日本のクリエイターの祭典『東京コンテンツマーケット2009(以下TCM)』の出展者募集を開始いたします。
TCMは、10月14日(水)〜16日(金)の3日間、東京ビッグサイト 東1ホールにて開催いたします。出展申込締切は2009年8月14日(金)当日消印有効となります。

今年で8回目を迎える「TCM」は、TIFFCOMや東京ゲームショウ、東京国際映画祭などとならぶ『JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)』のオフィシャルイベントで、アニメ、ゲーム、CG、映画
、キャラクターなど多様なオリジナルコンテンツが結集する"クリエイターの総合見本市"です。
自分の作品と才能を世に出してビジネスチャンスをつかみたい"コンテンツクリエイター(出展者)"と、優れた才能や作品を発掘し一緒にビジネスを展開したいと考える"ビジネスパートナー(来場者など)"との出会いの場を提供します。

今年は、国内最大の商品化権ビジネスに関するトレードショー『ライセンシング・アジア2009』との同時開催により、業界関係来場者数が大幅に拡大し、出展者のビジネスチャンスがより広がります。
又、TCM出展者の中から数組、ライセンシング・インターナショナル・エキスポ(ラスベガス)へ出品できる可能性もあるなど、更にスケールアップした内容での開催となります。
(※ライセンシング・インターナショナル・エキスポの詳細は後日ホームページでお知らせします。)

更に「コーディネーター」が、新しいコンテンツを求める企業グループ「TCMサポーターズ」や来場者などのビジネスパートナーと、クリエイターである出展者をコーディネートし、ビジネスマッチングのサポートをいたします。
又、TCM出展経験者や来場者、TCMサポーターズや審査員などが集結した『Japan Creator's Network』が、TCM開催前後を通して継続的に出展者の育成やビジネス展開をサポートし、コンテンツ・ビジネス参入への可能性を最大限に引き出します。

出展応募締切
2009年8月14日(金)当日消印有効(※詳細はホームページをご覧ください)
http://tcm2009.jp

開催概要
開催日時
2009年10月14日(水)・15日(木) 10:00〜18:00/16日(金)10:00〜17:00

会場: 東京ビッグサイト 東1ホール
同時開催: ライセンシング・アジア2009
主催: 経済産業省 関東経済産業局
連携企画: TIFFCOM2009〜 Marketplace for Film & TV in Asia
協力: 首都圏情報ベンチャーフォーラム
後援(予定)
財団法人デジタルコンテンツ協会、社団法人デジタルメディア協会、財団法人CG-ARTS協会


不景气創通 第3四半期減収減益 ひぐらし、瀬戸の花嫁に次ぐヒット不在[ ビジネス ]

 アニメ企画・製作の創通は、7月7日に平成21年8月期第3四半期(20年9月〜21年5月)の決算発表を行った。
 第3四半期までの連結売上高が106億2800万円と前年同期比で17.7%減少したほか、営業利益は12億6800万円(同24.8%減)、経常利益は12億9000万円(同26.8%減)、四半期純利益は6億3300万円(同33.3%減)となった。前期比での下げ幅の大きさが目立つ結果となった。

 売り上げの減少は、創通が行うふたつの事業がそれぞれ別の要因で伸び悩んだためである。ひとつはテレビアニメ番組製作の減少で、もうひとつは就職市場の縮小である。
 就職情報事業子会社のジェイ・ブロードは、新卒採用環境の悪化により、前年同期比で採用広告収入が大きく減少させた。この結果、営業利益も押し下げることになった。

 一方、テレビアニメは製作番組数の減少と企業の広告予算の縮小が重なり、スポンサー企業が新作への投資に慎重となっている。この結果製作委員会の組成が後倒しになる傾向が強まり、経営環境は悪化している。
 しかし、4月から製作出資を行った『咲-Saki-』がスタートし、7月からは『うみねこのなく頃に』が放送を開始するなど、通期のアニメ番組への製作出資、製作委員会への参加作品は期初の計画通り10作品に達した。プロデュース、取扱作品の16作品も計画通りである。

 キャラクター商品の広告収入とプロモーションは、「スーパーロボット大戦」シリーズ、「機動戦士ガンダム」シリーズなどが計画通り推移したが、大型キャンペーンの集中した前年同期には及ばなかった。
 これらを含むメディア事業全体の売上高は77億6100万円と前年同期比20.8%減となったほか、営業利益は2億4500万円(同53.4%減)であった。

 ライツ事業も伸び悩んだ。「ガンダム」シリーズは計画通り堅調に推移したが、それ以外の作品が振るわなかった。前期は『ひぐらしのなく頃に』シリーズや『瀬戸の花嫁』シリーズがあったが、それに続く大きなヒット作がなく、売上高は減少した。
 ライツ事業の売上高は18億9000万円(前年同期比16.5%減)、営業利益は9億7600万円(同16.4%減)となった。スポーツ事業は読売巨人軍の日本シリーズ進出による球団グッズの売上高増加などにより売上高は9億7600万円(同15.4%増)、営業利益1億1300万円(同111.8%増)と堅調だった。

 創通の業績は主力事業のガンダムを基盤に、他の事業やアニメ作品でどの程度、業績を伸ばせるかが変わって来る傾向がある。今期は、新作の大きなヒット作品がなかったことが響いているようだ。
 第4四半期以降は、4月新番の『咲-Saki-』、7月新番『うみねこのなく頃に』が、どの程度ファンから支持されるかが通期の業績の行方を決めることになりそうだ。